どうも、林檎時計な管理人(@GadgetJP2012)です。
Apple Watch Series 6が手元に届き数日が過ぎました。
今回はそのApple Watch Series 6のファーストインプレッション・レビューをお届けします。
現段階でのSeries6の感想を一言でまとめるなら
「今まで一番感動のないApple Watch」
ということになりそうです。
今回はその理由を交えつつのレビューとします。よろしくお願いします!
- Apple Watch Series6が気になっている方
- Apple Watchの買い替えや購入を検討されている方
- 新しいApple Watchを買わない理由をお探しの方 など
Apple Watch Series6 最初の感想
今回はApple Watch Series6を数日つかってみて感じたことなどを中心にまとめています。
安心していただくために最初にお伝えしておきますね。
まずはApple Watchのアンボックスから。
開封! ファーストインプレッション
今回購入したのはApple Watch Series6 40mmのシルバーアルミニウム GPSモデル。Series4から3台続けて同じタイプのものを購入しています。
白の長方形。いかにもAppleらしい美しいボックスです。
でも、今回もいつもと同じ。
ちなみに去年購入したApple Watch Series5のボックスはこちら。同じですね。
まるで風呂敷のような外箱を開封すると・・・。これも最初は興奮しました。
でも、これもやっぱり去年と同じです。
こちらも去年の。
今回もバンドはスポーツループを選択。カラーはデフォルトのものをそのまま。
当面、使用する予定はないので開封はなし。そのまま片付けます。
Apple Watch本体に移ります。
ここでついにこれまでと違うところが!
こちらは去年のSeries5。何が違う!?
念のためご注意を。
USBケーブルはこれまでと同じ1mのものが付属します。こちらもそのまま片付けます。
外観チェックへ。
Apple Watch Series5との比較。
どちらがどちらかの説明は不要。ほとんど同じなので。
ただし、裏返しにするとちょっと事情が変わります。
左側から順にSeries4、5、6。
一番右のApple Watch Series6のみセンサーの形状が異なっているのがわかります。
Apple Watch Series6には4つのLEDクラスターと4つのフォトダイオードで構成された完全に再設計された新センサーが搭載されています。
本体チェックの際に気になったのがデジタルクラウンのクリック感がこれまでのものとは異なっているのかな、といった点。新品だからかもしれませんが、多分違います。
それでは初期設定を進めていきましょう。
ここも基本、いつもと同じです。ですが、「ファミリー共有」に関してのメニューが追加されていますね。
セットアップも特に問題なく終了。いつもと同じです。
感動しなかった理由 その1
Series4からSeries6まで、3台続けて見た目は同じ。目新しさはありません。
これは新色のブルーやレッドを選択していたらまた違った感想もあったでしょう。
新機能は? ファーストインプレッション
今回のApple Watch Series 6の目玉機能といえば血中酸素濃度の計測ができる「血中酸素ウェルネスアプリ」です。
血中酸素ウェルネスアプリ
これはApple Watch Series6だけに与えられた限定機能。
医療目的で使用できるものではないとはいえ、体内の酸素レベルを測定することができるこの機能は今のコロナ禍やこれからのインフルエンザの流行などを考えると非常に有用なもの。
ただし、この血中酸素濃度が測れるからといって、それがその場ですぐに体験を変えるものではありません。
ある意味、今すぐ変わっても困る機能ですし。
感動しなかった理由 その2
注目機能の「血中酸素濃度計測」も今すぐ体験を変えるものではない
ただし、嬉しい機能であることは確か
強化された常時表示ディスプレイ
強化された常時表示ディスプレイ。明るさが増したことで屋外での視認性がアップするとのこと。
ただ、個人的にはこれまでも屋外でも特別不満は感じていませんでした。元々、ディスプレイの明るさ設定は常に「最低」にしています。
使用感は? 動作速度の検証
Apple Watchの使用感を決定付けるものは何か? というとそれは間違いなく動作速度です。
特に今回、Apple Watch Series6に搭載される「S6チップ」では公式に高速化がうたわれています。(「S5」比で最大20パーセントの高速化)
ということで、実際にApple Watch Series2、4、5、6で比較してみることに。
が、結果はといいますと・・・。
例えば、Apple Watch Series2との動作速度の違いについては歴然です。
以下、Apple Watch Series6 とSeries2 の比較動画です。
2と6だとこんな感じ。別もの。 #AppleWatch pic.twitter.com/fmCUqz5nVq
— 林檎時計@Apple Watchがある生活 (@GadgetJP2012) September 23, 2020
ですが、ここ最近の3モデルになってくると話は別。
Series4以降の端末では体感できるレベルの差を見出すことはできませんでした。
以下はApple Watch Series6とSeries5を比較したものです。
5と6になってくるとこう。同じ。4も似たような感じです。#AppleWatch pic.twitter.com/YDsdXfycmb
— 林檎時計@Apple Watchがある生活 (@GadgetJP2012) September 23, 2020
といったようにApple Watch Series6では動作速度についても大きなアップデートは感じませんでした。基本、いつもと同じ。昨日までと同じ。
そして、おそらくApple自身もそう認識しているのでしょう。
実際、速度については2世代前と比較しても「最大20パーセント」しか上昇していません。その差はそう体感できるものではありません。
今回のApple Watch Series6も、いつもと同じで充分に快適と言える使用感です。
感動しなかった理由 その3
使用感もいつもと同じ(そして、それは素晴らしいもの)
成熟か?停滞か? Apple Watchの進化
と、Apple Watch Series6のチェックを進めてきましたが、その感想が
「今まで一番感動のないApple Watch」
となった理由はおわかりいただけたのではないでしょうか?
先にも触れましたが、デバイスとしてはすでにApple Watch Series4の段階である程度のレベルまで仕上がってきているというのが率直な感想です。
あとはやっぱりバッテリーですね。
今回もリチャージャブルリチウムイオンバッテリー内蔵で公称では「最大18時間」いつもと同じです。
そういう意味で今回、バッテリー持続時間の大幅な向上も期待できたであろうディスプレイのアップデートがなかったのは残念です。
そういったこともあり、ここ最近のApple Watchは初期の頃の「毎回大幅に進化する!」といった感動は薄れてしまっているのは事実。
振り返ってみると・・・
Apple Watch Series2
はじめてApple Watchを手にしたときの「これがApple Watchか!」といった感動。
Apple Watch Series3
僕自身は所有することはありませんでしたが、少し触らせてもらっただけでも「動く!」と感動したのを覚えています。
この感想はこの感想であれですがw
Apple Watch Series4
「速い!見やすい!操作しやすい!文字盤強い!」
僕が一番感動したのがこのApple Watch Series4です。このブログを立ち上げるきっかけとなったApple Watchです。
Apple Watch Series5
「常時表示、便利!」
正直、大きなアップデートがこれ以外なかったのですが。ですが、このアップデート以上に「すぐに体験できる変化」というのもそうはないでしょう。
感動に繋がりやすいアップデートであったことは確か。
そして、このApple Watch Series6です。
「酸素濃度!」
とは多くの方はならないですよね。正直なところ。
ただ、今回は「Apple Watch SEがライナップに加わったこと」の方がメインだったのかもしれません。
またデバイスそのものよりもOSのアップデートのほうがインパクト合ったような気もします。
そういった意味で「今まで一番感動のないApple Watch」であるのがこのApple Watch Series6なんですね。
このあと評価していきたいSeries6注目ポイント
ここまではApple Watch Series6のファーストインプレッション。
しばらく使い込んでいくことで、これから見えてくることもあるでしょう。
その際に特にチェックしていきたいポイントはこの3つ。ここはもう少し時間を掛けて見ていきたいところです。
- バッテリーライフの検証
- 急速充電(より短時間での高速な充電)
- U1チップの活用について
バッテリー持続時間
実際、Apple Watch Series6のバッテリーライフ(実際の持続時間)については気になっている方も多いでしょう。
端末が安定してきた頃合いをみてまた詳細な検証を行う予定。
現段階では目をみはるほどの向上は感じませんが、若干の改善は見受けられます。1年使用したApple Watch Series5と比べるなら90分程度の余力があるようです。
急速充電に対応
90分ほどでフル充電が可能になったと言われるApple Watch Series6での急速充電。
Apple公式でも以下のように称されています。
80%までの充電に約1時間
100%までの充電に約1.5時間
これは旧来モデルと比べ80%までで約30分、100%までで約1時間の充電時間の短縮を示しています。
この急速充電への対応はバッテリーライフと合わせてApple Watchユーザーにとっては重要なポイントとなりそうです。
U1チップはどのように使われる!?
そして、Apple Watchでは今回はじめて搭載された「U1チップ(超広帯域)」。
これはまだ少し先の将来になりそうですが、その活用法などには期待したいですね。当面は噂されている忘れ物防止タグ「AirTag」などとの連携でしょうか?
今後に期待したいところです。
Apple Watch Series6にあるのは感動ではなく
ということで「今まで一番感動のないApple Watch」となったApple Watch Series6。
でも、それは残念なことではありません。
僕にとってはもはやApple Watchのない生活は考える事はできません。
そこには「感動」ではなく、これまで同様の「感謝」があるわわけです。
感動しなかった理由
まとめておくと今回、Apple Watch Series6に感動できなかった理由はこの3つ。
- Series4からSeries6まで、3台続けて見た目に変化なし
- 注目機能「血中酸素濃度計測」も今すぐ体験を変えはしない
- 使用感(速度、操作性など)も変わらない(そして、それは素晴らしいもの)
Series6の良いところ
あくまでもファーストインプレッションとしての評価ではありますが・・・
- バッテリーライフは伸びているっぽい(Series5比)
- 急速充電は実際速い&純正充電器でもオッケー
- 今までと同じ感覚で使い続けることができる
Series6は購入すべきか?
もしあなたが「すべて揃った最高のApple Watchが欲しい♪」ということでしたらこのApple Watch Series6一択です。
特にApple Watch Series3以前のユーザーさんは積極的に購入を検討してみると良いでしょう。
一方でSeries4以降のユーザーさんは今回のApple Watch Series6については慎重に検討する必要がありそうです。
Apple Watch Series4に「常時表示ディスプレイ」が追加され、Apple Watch Series5に「血中酸素ウェルネスアプリ」が追加されたもの。
少々乱暴ですがもっとも簡潔にまとめるとしたらこれがApple Watch Series6なので。
例えば、
など明確な目的があるケースをのぞいては、必ずしもおすすめとはいい難いです。
そして、Apple Watchがはじめてという方にはApple Watch SEという選択肢もありますね。
ですが、Apple Watch Series6。
目新しさこそありませんが、だからこそ「これまでで一番良いApple Watch」と言えるものになっています。
一見地味だけど着実に進化したApple Watch Series6。
あなたのApple Watch選びの参考になれば幸いです。
Apple Watchの購入を検討されている方は以下のページもチェックしてみてください。
今回、Apple Watchを手にされた方にはこちらのページがお役に立てるはず。
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ありがとうございました!
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