Apple Watchの最大の弱点はバッテリーが持たないこと。日々、バッテリー持続時間にお悩みの方も多いのではないでしょうか?
使い方によってはびっくりするくらい電池の減りが早いなんてこともありますので・・・。
ここでは16個のApple Watchのバッテリー節約術を4段階の重要度に区分して解説しています。
Apple Watchのバッテリーの消耗具合は各ユーザーの使い方や使用環境などによって大きく変わります。
以下の「重要度の目安」を参考にあなたに状況にあった最適なバッテリーライフ対策を見つけてください。
重要度の目安
超重要:今すぐ確認すべき項目!
重要 :効果大、もしくはデメリット小
効果 :効果はあるが、デメリットも
緊急 :緊急時の最終手段に
より快適なApple Watchのある生活、その一助にしていただけると嬉しいです!
Contents
【超重要】な3つのApple Watchバッテリー節約法
はじめての方はまず次の3つの超重要項目の見直しからバッテリー持ちの改善を図って見てはいかがでしょうか?
いずれもがより幅広い使用環境にマッチしつながらも、効果が大きくリスクの少ない節約方法になっています。
よりあなたの使用状況にあった節約術を試したい方は以下の各項目を順番にチェックしてみてください。
ディスプレイの設定を見直す

Apple Watchのバッテリーをもっとも消費させるのはそのディスプレイです。よって、最初に手をつけるべきなのもその設定の見直しから。
ただ、ディスプレイ関連の調整は大きな効果が期待できる反面、使い勝手の低下などデメリットが生じやすい部分でもあります。
その点を踏まえながら、重要度の高いものから1つずつ試してみてください。
超重要:明るさの調整
重要:「常にオン」をオフにする
重要:「画面をスリープ解除」の設定
重要:シアターモードをオンにする
効果:文字盤の設定
超重要:明るさの調整
Apple Watchのディスプレイの明るさを落とすことでバッテリー持ちの向上を図ります。
「1番暗い」設定にしても画面が見づらいと感じることはほとんど無いはずです。屋外での使用であってもまず問題ありません。
Apple Watchを手にしたら、最初に確認しておきたい設定の1つです。

- Apple Watchの「設定」アプリを起動
- 「画面表示と明るさ」を選択
- 3段階の画面の明るさを「1番暗い」設定に変更
画面を暗くするデメリットは基本感じない
重要:「常にオン」をオフにする
Apple Watch Series5に搭載されたディスプレイの常時表示機能。この機能をオフにすることでバッテリー持ちを大きな改善が期待できます。
効果は大きいですが、Series5も持ち味を大きく損なう設定でもあります。各自の使用環境などを踏まえて慎重に判断してください。

- Apple Watchの「設定」アプリを起動
- 「画面表示と明るさ」を選択
- 「常にオン」を選択し、設定をオフに変更
Series5の持ち味が大きく損なわれる可能性
常時表示機能の設定方法の詳細は以下を参考にしてください。

重要:「画面をスリープ解除」の設定
明るさの調整と同時に「画面をスリープ解除」の設定も見直しておくことをおすすめします。
スリープ解除に画面が表示される時間を70秒から15秒に短縮することでバッテリー持ちの向上を図ります。ほとんどの方にとっては15秒で問題ないはずです。

- 「設定」アプリを起動
- 「一般」>「画面をスリープ解除」の順に選択
- 「スリープ解除」の秒数を「15秒間」に変更
動作の速い最近の端末では短縮によるデメリットはほぼ感じない
重要:シアターモードをオンにする
「シアターモード」をオンにすることで手首を上げる、通知が届くなどの際にも画面が点灯しなくなります。これによってバッテリー持ちの向上を図ります。
「シアターモード」は常用する機能ではありません。ですが、簡単な操作で大きな効果が見込める方法です。

シアターモードの設定方法の詳細は以下で確認してください。

モードの切り替えはスムーズでストレスは感じない
効果:文字盤の設定
使用する文字盤やその設定状況によってバッテリーの消費量は大きく変化します。

文字盤を設定する際、以下のポイントを抑えるとバッテリーの節約に繋がります。
- 黒い部分の多い文字盤は消費量が少ない
- コンプリケーションが多い文字盤は消費量が多い
- 表示するコンプリケーションを減らすと消費量が少くなる
文字盤はApple Watchの顔ともいえる場所。そこに制限を加えることはApple Watchの使い勝手や楽しさが大きく損なわれることにも繋がります。
やはり好きな文字盤を使ってこそのApple Watchです。
優先度としては「その次」に考えるということで良いのではないでしょうか?
Apple Watchの良さが大きく損なわれる可能性
デザインとバッテリーの両立を目指すならこちらの文字盤がおすすめです。

文字盤の設定方法についてはこちらをどうぞ

アクセシビリティを見直す
アクセシビリティの設定からApple Watchのディスプレイ表示などをコントロールすることでバッテリー消費を抑えます。
一度設定すれば恒常的な改善が期待できます。一方、使い勝手にも大きく影響する部分でもありますので注意は必要です。
ご自身の使用状況などにあわせて1つずつ確認してください。
重要:透明度を下げる
効果:グレイスケール
効果:視差効果をオフにする
重要:透明度を下げる
背景のぼかしなどの描画処理を減らすことでバッテリー持ちの向上を図ります。

- Apple Watchの「設定」アプリを起動
- 「アクセシビリティ」を選択
- 「透明度を下げる」をオフに変更
文字の判読性が上がる可能性もあります。積極的に試してみたい設定です。
人によっては判読性の向上などさらなるメリットも
効果:グレイスケール
Apple Watchのディスプレイを「モノクロ表示」にすることでバッテリー持ちの向上を図ります。

使用する文字盤の種類によっては大きな差が出る可能性があります。

- Apple Watchの「設定」アプリを起動
- 「アクセシビリティ」を選択
- 「グレイスケール」をオフに
Apple Watchの良さや使い勝手が損なわれる可能性
「グレイスケール」の設定については以下を参考にしてください。

効果:視差効果を減らす
操作時などの視差効果をオフにすることで描画処理を減らし、バッテリー持ちの向上を図ります。
ただし、Apple Watchの操作感に思いのほか大きな影響が出る印象です。設定は慎重に。

- Apple Watchの「設定」アプリを起動
- 「アクセシビリティ」を選択
- 「視差効果を減らす」をオフに
画面の操作時などに違和感を感じることが増える
アプリ設定を見直す
バックグラウンドなどでのアプリの挙動を制限することでApple Watchのバッテリー持ちの向上を図ります。
超重要:ノイズアプリの環境音測定
重要:Appのバックグランド更新
効果:天気アプリの「現在地」設定
ここでは上記の3つの方法を解説します。
超重要:ノイズアプリの環境音測定
「ノイズ」アプリは常時Apple Watchのマイクを使い周囲の環境音を測定しています。
環境音の測定を停止することでバッテリー持続時間の向上が期待できます。

「ノイズ」アプリの環境音の測定を停止する方法についてはこちらを参考にしてください。

OSがアップデートを重ねる中、バッテリーへの負担は軽減したようにも思われます。
ですが、不要な方にはまったく不要な機能かもしれません。その様な場合は積極的にオフに設定し、バッテリーの節約を図りましょう。
測定が不要なら優先的に実施
重要:Appのバックグランド更新
バックグラウンドで自動的に行われているアプリの更新を止めることでバッテーリー持ちの向上を図ります。
一度設定すれば継続的な効果が期待できます。使用にあたって特に不便を感じない場合はそのままオフにしておくことをおすすめします。

- Apple Watchの「設定」アプリを起動
- 「一般」を選択
- 「Appのバックグラウンド更新」をオフに変更
同様に、不要なアプリをApple Watchから削除することもバッテリーの節約に繋がります。
使用するアプリによっては使い勝手の低下を感じることも
効果:天気アプリの現在地設定
「天気」アプリの「デフォルトの都市設定」を「現在地」から特定の都市に変更することでバッテリー持ちの向上を図ります。
ただし、文字盤上に現在地の天気情報を表示する「天気」アプリのコンプリケーションは非常に便利なものです。
移動が多い方などにとっては取り入れるのが難しい方法かもしれません。

設定方法は以下を参考にしてください。
「天気」コンプリケーションの利便性は損なわれる
天気アプリの使い方などは以下を参考に。

その他の設定を見直す
Apple Watchのバッテリーの節約が見込めるその他の設定を紹介します。
超重要:通知設定を見直す
効果:「Hey Siri」をオフにする
効果:ワークアウトの省電力モード
超重要:通知設定を見直す
通知が不要なアプリは個別に通知をオフに設定しておきましょう。そうすることでApple Watchのディスプレイが点灯する頻度が抑えられ、バッテリー持ちの向上に繋がります。

バッテリーの節約だけでなくApple Watchがより快適に使えるようになる可能性も高い設定です。
Apple Watchを手にしたら、積極的に手を付けていきましょう。
無駄な通知を減らすことでApple Watchがより快適に
効果:「Hey Siri」をオフにする
「Hey Siri」機能を停止することでバッテリー持ちの向上を図ります。
Apple Watchの利便性は低下することにはなりますが、Siriの起動はデジタルクラウンの長押しなどでも代用は可能です。試してみる価値は充分にあるでしょう。

「Watch」アプリを起動し「Siri」を選択。「”Hey Siri”を聞き取る」をオフに変更します。
Apple Watchの使い勝手が損なわれることも
効果:ワークアウトの省電力モード
ワークアウト中の心拍センサーをオフにすることでバッテリー持ちの向上を図ります。消費エネルギーの精度が下がるなどのデメリットがあります。

iPhoneのWatchアプリを起動し、「マイウォッチ」>「ワークアウト」を選択。「省電力モード」をオンにします。
実践者にとって重要なデータの精度が下がる点は残念
緊急時の対応
バッテリーがより切迫した状況では、Apple Watchの機能を大きく制限することでバッテリー消費を節約し持続時間をさらに伸ばすことも検討してください。
ここでは以下の2つの方法を紹介ます。
緊急:省電力モード
緊急:機内モード
緊急時に備えるためにも、今のうちに確認しておきましょう。
緊急:省電力モード
「時刻の表示」以外のすべての機能・通信をオフにすることで、バッテリー持続時間を大きく伸ばすことができます。
文字盤上で画面を下からスワイプし、コントロールセンターを呼び出します。

バッテリー残量が表示されているボタンをタップすると「省電力モード」への移行画面が表示されます。
省電力モードはApple Watchを再起動(サイドボタンの長押し)することで解除可能です。
Apple Watchとしての機能はほぼ全てを失う
モード解除には再起動が必要
緊急:機内モード
機内モードは本来、Apple WatchやiPhoneを航空安全基準に従っての使用を可能にするための機能です。Wi-Fi、モバイルデータ通信、Bluetoothなどのすべての通信をオフとすることでバッテリー使用量を抑えます。
先の省電力モードとは違い通信以外の機能や操作はほぼ通常通り行えます。

省電力モードと比べると効果は限定的です。ですが、モードの切り替えがスムーズな点などユーザーにとっては負担の少ないバッテリー節約法になります。
iPhoneからの通知など主要な機能が使えなくなる
Apple Watch用モバイルバッテリーを紹介します
Apple Watchのバッテリー問題を解決する方法としてモバイルバッテリーを活用することも検討してみましょう。
おすすめモバイルバッテリーを2点ご紹介します。
どちらもMFi認証を取得済みの製品なのでその点も安心です。
コンパクトで軽量なApple Watch専用バッテリー
70gの軽量小型サイズのモバイルバッテリーはカバンやポケットの中でも収まり良し。コンパクトながらも約3.5回分の充電が可能なので万が一の時にも安心です。
iPhone&Apple Watch両対応のモバイルバッテリー
6700mAhのValet ChargerでApple Watchは最大8回、iPhoneな最大3回の充電が可能。iPhone&Apple Watchを同時に充電することができるので使用機会も多いです。
小さな荷物が1つ増えることにはなります。ですが、Apple Watchのバッテリーを一切気にせず過ごす毎日はなかなか快適なものだと思いますよ。
【まとめ】Apple Watchのバッテリーを節約する方法
16個のApple Watchのバッテリー節約術をご紹介しました。
その中でも「超重要」の3つの項目。こちらは今すぐにでも見直してみることをおすすめします。
- ディスプレイの明るさ調整
- ノイズアプリの環境音測定
- アプリごとの通知設定
続く「重要」の5項目には効果が大きい、あるいは使い勝手などのデメリットが小さく試しやすいものを揃えています。
- 画面の常時表示をオフにする
- 画面のスリープ解除の時間変更
- シアターモードをオンにする
- 透明度を下げる
- Appのバックグランド更新
Apple Watchのバッテリーがどの程度持つかは、その使用状況によって大きく変わってきます。まずは上記の8項目から試していただき、あなたの環境にあった設定を見つけ出していただけると良いでしょう。
バッテリーとも上手に付き合い、素敵な林檎時計のある生活を手にしてくださいね。
ありがとうございました!
Apple Watchのバッテリーにお悩みの方は以下の記事も参考にしていただけるかもしれません。
1年間使ったApple Watchのバッテリー持ちを検証しています。


「設定」アプリの使い方、設定項目などをまとめて解説しています。
