どうも、Evernoteを使うためにMacとWindowsを使い続ける林檎時計な管理人(@GadgetJP2012)です。
2020年10月、Mac版、Windows版Evernoteのメジャーアップデートが行われました。先の9月のiOS版に続く形ですね。
iOS版同様、見栄えや編集機能の強化のみならず、プラットフォーム間のデザイン、操作性の一体化などまさに刷新ともいえる意欲的なアップデートです。
ただ、大きな変更には混乱もつきもの。今回試したEvernote for Macも同様です。
一時は今後のEvernoteに対する絶望を感じるレベルでした。
が、そのチェックリスト問題も解決したのでここにまとめておくことにします。
- Evernote for Macの仕様変更に戸惑っている方
- Evernoteのチェックリストが使いづらくなったと困惑中の方
- Evernote for Macのメジャーアップデート、様子見中の方 など
新しくなったEvernoteのチェックリストに問題発生!?
Evernoteでは日常的にチェックリストを多用している管理人。
最初に目についたのも大きく変化したチェックリストのデザインだったのですが・・。
デザインが変わった!?だけじゃなかったチェックリスト
新しくなったEvernote for Mac。
最初は「お、デザイン変わったな!?」くらいの感想でした。
くらいの。
ただ、ここから混乱が始まります。
困った、、チェックリストの仕様変更!?
「ん? このチェックリストいつもと違う・・・、のでは・・?」
そう気づくのに時間はかかりません。当然、それは前向きなものではなく、極めて後ろ向きな気づきです。
とりあえず困ったのはこの3つ。
- ドラッグアンドドロップでリストの入れ替えができない
- チェックリストの連続入力ができない
- ショートカットでチェックリストが作れない
僕にとってはどれもが死活問題と言えるものばかり。これでは今後、Evernoteを使い続けることは難しい。
Evernoteさんは「チェックリストが強化され使いやすくなりました」みたいなことを行っているのにも関わらず。何かがおかしい?
ドラッグアンドドロップでリストの入れ替えができない
今までできたリストの順序の入れ替えができません。
これってチェックリストで一番大切な機能では?
チェックリストの連続入力ができない
いちいちチェックボックスを入力せよと?
ショートカットでチェックリストが作れない
『「⌘」+「⇧」+「T」!』
『「⌘」+「⇧」+「T」!』
『「⌘」+「⇧」+「T」!』
(Evernoteさん) 『・・・。』
困った・・・。
ですが、上記の問題の原因はすべて新しくなったEvernote の
「チェックボックス」と「チェックリスト」を混同してしまっていたから
でした。
メジャーアップデートしたEvernote for Macでは「チェックボックス」と「チェックリスト」は別のものになっていたのです。
解決!新しいEvernote for Macのチェックリスト
そのため、まずチェックリストの入力方法から誤解していました。
こんな風に・・。
すっかりこの「チェックボックス」から入力するのだと勘違いしたのです。だって、ヘルプにそう書いてあったから・・・。
混同したままヘルプをチェックしたことによるミステイク。
そうなんです!
これが新しいEvernote for Macのチェックリスト。使いたかったのはこっち。
一方、これが新しくなったチェックボックス。今回、間違えてしまったやつ。
見た目からして違います。
ただ、これまで作成した過去のチェックリスト。それらがすべて上記のチェックボックスに変更されているんですよね。。
そりゃあ、混同もするでしょうと・・。
要は「チェックリスト」を使うべきところで「チェックボックス」を使ってしまっていたとうことです
入力方法をチェック
チェックリストを入力するにはこのボタン。ここからです。
旧版からアイコンデザインが変わってます。画像はWindows版ですが。
今まで同様に「[]+ ␣ 」(大カッコのあとにスペース)でも入力可能。ショートカットの代替は当面こちらになりそうです。
この勘違いに気づいた瞬間、一度地に落ちたEvernote for Macへの評価は逆転します。
強化されたチェックリスト
使いやすくなりました。
一番の要因はチェックリスト内のインデントした行がしっかり「子タスク」として認識されるようになったこと。
それによって
- 子タスクの連続入力が可能に
- 子タスク込みのドラッグアンドドロップが可能に
先の困ったことで挙げたできなかったことが、むしろ強化されてできるようになっていたのです。Evernote偉い。
子タスクの連続入力
できるようになりました。
今まではインデントしたリスト(子タスク)は連続入力できなかったのです。
子タスク込みのドラッグアンドドロップが可能に
親タスク、子タスク、まとめて入れ替えできるようになりました。
今までは移動したいタスクを全指定しない限りはまとめて移動できませんでした。
上記の2つは今までのEvernoteのチェックリストには「親タスク、子タスク」という概念がなかったからだと思います。
その他の変更点としては
ボックスにチェック入れると取り消し線が入るように
消化したタスクの視認性が上がりました。
これらの変更点もいわゆる専用ツールとしてはすべて当たり前の機能です。
ですが、それをEvernoteでできるようになったことが僕にとっては何よりも大きいわけです。
これまでの「擬似的なチェックリストツール」(見た目だけ)から「チェックリストの管理」というレベルでは充分使えるものに。
チェックボックス化された過去のリストは上書き可能
これも重要。
今回のメジャーアップデートでチェックボックス化されてしまった過去のチェックリストは上書きでチェックリスト化が可能。
「チェックボックス化」されてしまったこれまでのチェックリストを・・・
上書きで「チェックリスト化」。このように変化します。
チェックリスト化の方法は変更したい部分を選択した上で、先の「チェックリスト」ボタンをクリックするだけです。
これですね。
チェックボックス化されてしまったリストも上書きすることでチェックリストに変更可能。そうすれば先の「強化されたチェックリスト」の新機能はすべて使うことができます。
とりあえず良かった・・。
【評価】新しくなったEvernote for Macの感想
といった感じで、一時はかなりのモチベーションダウンとなったEvernote。ですが、わかってしまえば概ね良い感じかなと。
良い点、イマイチな点をまとめてみると
- 動作はかなり安定している!
- チェックリストの順当強化は嬉しい!
- iOS版ももう少し使えるようになるかも!?
プラットフォーム間のデザイン、操作性の統一が進むことで、Macなどパソコン版とiOS版の間にあった壁が取り除かれれば、もう少しiOS版の使用頻度も上がるかなとも期待しています。
ただ、iOS版Evernoteの使い勝手はあともうひと頑張りかなとも感じています。
- 過去のチェックリスト、やっぱ上書きは面倒。なぜこうした?
- ショートカットがショートカット(省略)されすぎ。
Evernoteではこれまでかなりの数のチェックリストを作り込んできています。
その「資産」がすべて使い辛い「チェックボックス」に・・。
常用していたショートカットの多くが使えなくなったのもなかなか痛い。
Evernote for Mac のキーボードショートカット
「利用不可」のオンパレード。これはストレスたまります。
ショートカットの対応については早めになんとかして欲しいところ。
ああ、あと話は変わりますが、Apple Watch版Evernoteも早くサポート復活して欲しいです!
iOS版のアップデート以降、Apple Watch版Evernoteの提供は停止された状態が続きます。
ありがとうございました!
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